第2章 中腹の森

小金持山への道 第12話:複利という最強の魔法

小金持山への道 第12話。冬山で地龍とAiちゃんが雪玉を転がし、複利と時間の関係を考える。
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⛰ 第2章 中腹編(第9〜16話)── 投資で増やす

先に結論

新NISAへ月80,000円を20年間積み立てると、元本は1,920万円です。年5%で運用できたと仮定した試算は約3,288万円ですが、実際の運用成果は上下し、元本割れすることもあります。

❄️ 複利という最強の魔法

オルカンという武器を手に入れた地龍。

毎月80,000円を投じ始めた。でも、ここで1つの疑問が。「毎月80,000円 × 12ヶ月 × 20年 = 1,920万円」。それって、ただの足し算じゃないのか?

Aiちゃんは小さく笑った。

💬 Aiちゃん:
「『複利』という魔法を知ると、人生が変わりますよ。これはね、『雪だるまを転がし続ける』みたいなもんなんです」

❄️ 雪だるまを転がし続けるとどうなる

🗨️ 地龍:
「雪だるま? つまり……?」

💬 Aiちゃん:
「冬山で、最初は小さな雪玉を作りますよね。それを雪の上で転がすと、『ころがした距離分の新しい雪』がくっついてデカくなる。

でも面白いのはここからです。雪玉が大きくなると『くっつく雪の量』も増えるんですよ。

最初は『10cm転がしたら1cm大きくなる』。でも雪玉が大きくなると『同じ10cm転がしても3cm大きくなる』。このスピード加速が『複利』です」

🗨️ 地龍:
「あ、つまり『雪玉が大きいほど、雪が付きやすくなる』ってことか」

💬 Aiちゃん:
「その通り。これが『利息に対する利息』が働く、という意味です。最初はゆっくり。でも時間がたつほど、『加速度的に』増えていく」

📊 月80,000円 × 20年の試算

年数積立元本年5%で運用した試算運用で増えた分
1年96万円約98万円約2万円
5年480万円約544万円約64万円
10年960万円約1,242万円約282万円
15年1,440万円約2,138万円約698万円
20年1,920万円約3,288万円約1,368万円

※毎月末に80,000円を積み立て、年5%を月利換算して複利運用した場合の概算です。手数料・税金は考慮しておらず、将来の成果を保証するものではありません。

🗨️ 地龍:
「え……同じ額を投じてるのに、1,920万円と約3,288万円。約1,368万円の差……?」

💬 Aiちゃん:
「そうです。特に注目してほしいのは『後半の加速』。5年目の運用益は約64万円ですが、15年目から20年目の5年間だけで運用益は約670万円増える試算です。

雪だるまが大きくなるほど、ついてくる雪の量が増える。それが『複利の力』です」

⏳ 「時間」が最大の味方であること

🗨️ 地龍:
「でも20年って、長くないか? その間、何もしないで待ってるのか?」

💬 Aiちゃん:
「その通り。毎月の積立設定を自動化すれば、相場を毎日見なくても投資を続けやすくなります。

ただし、毎年必ず増えるわけではありません。値下がりする時期も想定しながら、本業や副業、生活を大切にして長期で続けましょう」

第12話のまとめ

月80,000円を20年積み立てる元本は1,920万円。長期では複利の効果が大きくなる一方、運用結果は毎年変わり、元本割れもあり得る。生活費を確保し、無理なく続けよう。

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口座開設から月80,000円の積立設定まで、順番に確認できます。

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📣 次回予告:第13話「暴落が来たら? 地龍の心構え」

複利という最強の魔法に魅入られた地龍。

だが冒険の途中、大きな下落に直面する可能性がある。

「株価が大きく落ちたら?」「思わず売りたくなったら?」──長期投資では、感情だけで慌てて売らず、計画を見直して判断することが大切になる。

リーマンショック、コロナショック。過去には回復してきた市場も多いが、回復までの期間や将来の値動きは保証されない。

投資の注意点
この記事の計算は一定の利回りを仮定したシミュレーションです。投資信託には元本割れの可能性があり、実際の結果は異なります。
最終確認:2026年9月12日

参考:金融庁「資産形成の基本」

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