小金持山への道 第15話:FIRE達成に必要な黄金の数字
🏔️ FIRE達成に必要な黄金の数字
地龍は、現在の資産を机の上に並べた。新NISAのオールカントリー400万円、iDeCo126万円、現金290万円。合計は816万円だ。
💬 地龍:
「816万円を全部まとめて、FIRE用の資産として考えていいの?」
💬 Aiちゃん:
「いいえ。iDeCoは原則60歳まで自由に引き出せません。FIRE前の生活に使いやすい新NISA+現金は690万円、iDeCo126万円は老後資産として分けて考えましょう」
✅ 2026年9月現在の資産
| 資産 | 現在額 | 役割 |
|---|---|---|
| 新NISA・オールカントリー | 400万円 | 必要なら売却できる運用資産 |
| iDeCo | 126万円 | 原則60歳まで引き出せない老後資産 |
| 現金 | 290万円 | 生活防衛資金・近い将来の支出 |
| 合計 | 816万円 | FIRE前に使いやすい資産は690万円 |
💰 4%ルールは「保証」ではなく目安
4%ルールは、年間生活費の約25倍を一つの目安にする考え方です。たとえば生活費が月20万円なら、年間240万円。単純計算では次のようになります。
240万円 ÷ 4% = 6,000万円
💬 地龍:
「6,000万円あれば、一生お金がなくならない?」
💬 Aiちゃん:
「そうとは限りません。4%はあくまで過去の条件を使った目安です。運用期間、相場、物価、税金、社会保険、資産配分によって結果は変わります」
- 毎年4%の利益が出るという意味ではない
- 「配当利回り4%」とも別の話
- 相場が下がる年にも生活費の取り崩しが必要になる
- 若い時期のFIREは運用期間が長く、より慎重な計画が必要
🎯 フルFIREとサイドFIREの目安
| 例 | 年間生活費 | 継続収入 | 資産から補う額 | 25倍した目安 |
|---|---|---|---|---|
| フルFIRE | 240万円 | 0円 | 年240万円 | 6,000万円 |
| サイドFIREの例 | 240万円 | 年120万円 | 年120万円 | 3,000万円 |
副業などの収入が年120万円ずっと続く保証はありません。3,000万円は「達成確定額」ではなく、収入が続く仮定で不足分を25倍しただけの目安です。
🧮 現在816万円からのシミュレーション
今ある情報だけで、次の条件を仮定して計算しました。
- 新NISA・オールカントリー:現在400万円
- 新NISAへの積立:月8万円を継続
- iDeCo:現在126万円。月1万2,000円を継続
- 現金:290万円のまま置く
- 運用利回り:年0%・3%・5%の3パターン
- 毎月複利の概算。手数料、税金、物価上昇は反映しない
| 経過年数 | 年0% | 年3% | 年5% |
|---|---|---|---|
| 5年後 | 約1,368万円 | 約1,496万円 | 約1,591万円 |
| 10年後 | 約1,920万円 | 約2,285万円 | 約2,585万円 |
| 15年後 | 約2,472万円 | 約3,203万円 | 約3,861万円 |
※表は新NISA・iDeCo・現金の合計です。iDeCoは受給できる年齢になるまで、FIRE前の生活費には原則使えません。年3%・5%は予想ではなく比較用の仮定で、元本割れもあります。
💬 地龍:
「新NISA月8万円とiDeCo月1万2,000円なら、年3%の仮定で15年後は約3,203万円になる計算か」
💬 Aiちゃん:
「はい。ただし、そのうち約470万円はiDeCoの試算額で、受給年齢までは原則使えません。年3%も保証ではなく、実際の金額は相場や手数料で変わります」
🧭 地龍の現在地
現在の合計資産:816万円
- FIRE前に使いやすい資産:690万円(新NISA400万円+現金290万円)
- 老後資産:126万円(iDeCo)
- 主力:新NISAのオールカントリー
- 個別の高配当株は現在保有していない
- 高配当株を始める場合は、銘柄・セクターの分散を前提にする
💬 地龍:
「816万円あるからゴールが決まった、ではなく、使える時期と目的を分けるんだな」
💬 Aiちゃん:
「その通りです。今は無理な目標を断定せず、生活防衛資金を守りながら、長期・積立・分散を続ける段階です」
✅ 第15話のまとめ
- 現在の総資産は816万円
新NISA400万円、iDeCo126万円、現金290万円。 - FIRE前に使いやすい資産は690万円
iDeCoは原則60歳まで自由に引き出せないため、老後資産として別に考える。 - 4%ルールは目安であり保証ではない
相場、税金、物価、運用期間、継続収入によって結果は変わる。 - 新NISA月8万円+iDeCo月1万2,000円の試算では、15年後は約2,472万〜3,861万円
利回りによる幅があり、年3%の仮定では約3,203万円。iDeCo分は受給年齢まで原則使えない。
公式情報
📣 次回予告:第16話「中腹クリア! 積み上げた資産の景色」
現在地は816万円。新NISA・iDeCo・現金を目的別に分けた地龍は、次に「5年後の資産」を複数のシナリオで考える。
※本記事は個人の資産状況をもとにした試算で、将来の運用成果を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。iDeCoの受給条件は加入期間などで異なります。最新情報を公式サイトで確認し、最終判断はご自身で行ってください。
