小金持山への道 第5話:AIと保険を見直す──なんとなくの安心を手放す
なんとなく入ったままの保険、ありませんか
家賃、通信費。大きな固定費をひとつずつ見直してきた地龍。毎月の支出はだいぶ軽くなった。でも、Aiちゃんはもうひとつ先を見ていた。
💬 Aiちゃん:
「地龍さん。あと1つ、大きな固定費があります。『生命保険』です。月額8,000円。何に加入してますか?」
🗨️ 地龍:
「あ、それ……実は、よくわかんないんだよな。営業の人に『こういう時代だから入っておいた方がいい』って言われて。生命保険、がん保険、あと……医療保険?」
💬 Aiちゃん:
「その『なんとなく入ったまま』が、実はいちばん見直し効果の大きいところなんです。というのも、日本には『公的保険』という心強い味方がすでにあるんですよ」
🗨️ 地龍:
「公的保険? 健康保険のことか?」
💬 Aiちゃん:
「そう。健康保険、そして『高額療養費制度』。この2つをわかると、多くの民間保険は不要なんです」
日本の公的保険は、思っている以上に手厚い
🗨️ 地龍:
「でも、保険って何かあった時のためだろ。病院で100万円かかったら大変じゃん」
💬 Aiちゃん:
「ここです。日本の医療費は、すごく安いんです。『3割負担』ですから、100万円かかっても、地龍さんが払うのは30万円」
🗨️ 地龍:
「あ、そっか。3割か」
💬 Aiちゃん:
「さらに、『高額療養費制度』というセーフティネットがあります。月の医療費が自己負担限度額を超えた場合、超分は返金されるんです。地龍さんの年収なら、限度額は大体『約80,000円』です」
🗨️ 地龍:
「えっ。月80,000円以上は払わなくていい、ってこと?」
💬 Aiちゃん:
「そう。仮に医療費300万円かかったとしても、地龍さんが払うのは(300万×30%=90万、ただし上限80,000円)=約80,000円だけです。残りは国が負担するんです」
🗨️ 地龍:
「マジ? 日本の制度、ヤバいな。良い意味で」
会社員なら「付加給付」も確認しよう
💬 Aiちゃん:
「しかも地龍さん、会社員ならもう1つ確認してほしい制度があります。健康保険組合の『付加給付』です」
🗨️ 地龍:
「付加給付? 高額療養費とは別なの?」
💬 Aiちゃん:
「はい。高額療養費は国の制度ですが、付加給付は一部の健康保険組合が独自に上乗せしてくれる制度です。ざっくり言うと、月の医療費の自己負担が高額療養費で約8万円台まで下がったあと、さらに健保組合が払い戻してくれて、最終的な自己負担が2万〜3万円台くらいに収まるケースがあります」
🗨️ 地龍:
「え、月8万円くらいでも十分すごいのに、会社の健保によってはもっと下がるの?」
💬 Aiちゃん:
「そうです。ただし、全員が使える制度ではありません。大企業や業界団体などの健康保険組合にはあることが多い一方で、協会けんぽには基本的に健保組合独自の付加給付はありません。だから、自分の保険証やマイナポータルで加入先を見て、健保のサイトで確認するのが大事です」
| 確認する言葉 | 見るポイント |
|---|---|
| 付加給付 | 高額療養費に上乗せして払い戻しがあるか |
| 一部負担還元金 | 本人の医療費自己負担が一定額を超えた時に戻る制度 |
| 家族療養費付加金 | 扶養家族の医療費にも付加給付があるか |
⚠️ 注意:
付加給付の金額や条件は健康保険組合ごとに違います。また、差額ベッド代、入院中の食事代、先進医療、自由診療などは高額療養費や付加給付の対象外になることがあります。保険を見直す前に、必ず自分の加入している健保のページで確認しましょう。
🗨️ 地龍:
「つまり、民間保険を見る前に、まず自分がすでに持ってる公的保険と会社の健保を調べろってことか」
💬 Aiちゃん:
「その通りです。保険の見直しは、いきなり解約ではなく、『自分がすでに持っている保障を棚卸しする』ところから始めるんです」
💬 Aiちゃん:
「だから、『がん保険』『医療保険』は、公的保障で足りることが多いんです。本当に必要になるのは、『自分に何かあった時に、家族の生活が困る』ケース。ひとり暮らしの地龍さんなら、大きな生命保険はなくても大丈夫です」
日本の公的保険で何がカバーされるのか
| 制度 | 内容 | カバー率 |
|---|---|---|
| 🏥 健康保険 | 医療費を70%カバー(自己負担30%) | 70% |
| 💰 高額療養費制度 | 月の自己負担を約80,000円でストップ | 実質ほぼ全額 |
| 💼 傷病手当金 | 病気で働けない時、給料の67%を支給(最大1年6ヶ月) | 67% |
| 🕴️ 失業保険 | 失業時に給料の50~80%を支給 | 50~80% |
🗨️ 地龍:
「えっ、傷病手当金? こんなのあるの?」
💬 Aiちゃん:
「あります。病気で3日以上連続で働けない場合、4日目から給料の67%を支給してくれるんです。実は、民間保険より手厚いんですよ。知らないだけで、日本の公的保険はスゴいんです」
実際に、保険を見直してみた
🗨️ 地龍:
「じゃあ、保険全部解約?」
💬 Aiちゃん:
「いや、1つ残します。『県民共済』という安い掛け捨て保険。月2,000円の『保障1,000円コース』にします。これなら、『念のため』という感覚で続けられます」
🗨️ 地龍:
「県民共済? 初めて聞いた」
💬 Aiちゃん:
「都道府県が運営する、非営利の保険です。儲け主義じゃないから、すごく安い。掛け捨てですけど、『死亡時100万円』『入院時日額5,000円』とか、必要最小限の保障です」
──地龍はその日、大手生命保険と医療保険を解約した。月8,000円の支出が、県民共済2,000円に置き換わった。年間で72,000円の削減だ。
🗨️ 地龍:
「そういえば、家賃とスマホ代と保険。この3つで、合計いくら削減できたんだ?」
ここまでの削減額を、集計してみた
| 固定費項目 | 削減前 | 削減後 | 月間削減額 | 年間削減額 |
|---|---|---|---|---|
| 🏠 家賃 | 55,000円 | 33,000円 | 22,000円 | 264,000円 |
| 📱 通信費 | 8,500円 | 1,980円 | 6,520円 | 78,240円 |
| 🛟 保険 | 8,000円 | 2,000円 | 6,000円 | 72,000円 |
| 合計削減 | 71,500円 | 36,980円 | 34,520円 | 414,240円 |
🗨️ 地龍:
「月34,520円……年414,000円……」
💬 Aiちゃん:
「これを投資に回して、複利で10年運用すると……約562万円になります。小金持山の『ふもと』をここまで登ってきた成果が、これです」
🗨️ 地龍:
「562万……」
💬 Aiちゃん:
「次は中腹です。この34,520円を『つみたてNISA』『インデックス投資』に回す。お金に働いてもらう段階に入ります」
🗨️ 地龍:
「つみたてNISA? インデックス投資? 何それ」
💬 Aiちゃん:
「(笑)。次の話のお楽しみです。でもね、地龍さん。今のあなたは、『迷っていた人』から『行動した人』に変わったんですよ。その一歩が、すべてなんです」
第5話のまとめ
📌 今日わかったこと
✅ 日本の公的保険が凄い ── 高額療養費制度で月80,000円以上の医療費はカバー。民間保険は不要な場合が多い
✅ 『なんとなく入ったまま』がいちばんもったいない ── 県民共済など、月2,000円の掛け捨てで十分な場合も
✅ ふもとの見直しが完了:月34,520円の削減 ── 年約41万円、10年で約414万円。これが小金持山の第一歩
📣 次回予告
第6話「経済圏という最強パーティ」
👉 固定費を削減した地龍が、次に見つけた『お得のからくり』。楽天経済圏でポイント還元? ふるさと納税? 『経済圏』という概念が、毎月のお金を増やす仕組みとは?
このブログは、実際にAIと一緒に行動して得た結果をもとに書いています。
「自分にもできるかも」と思ってもらえたら、それが一番うれしいです。
